本を置くスペースがもうない。
買うだけ買って読んでいない本が積み上がっている。
粗雑なその空間が嫌いじゃない
最近やけに、言葉が出てこなくなった。
私を表に出すそれが見当たらなくなった。
だから、適当に吐き捨てる
悪くないんじゃない?少し苛つくけど。
内にあるものしか、確実に在るものしか出ないのだよ。そんなものだよ
文字は広くて狭い。
言葉にすると一つしか表せない。
それでも私が私を読むための足掛かりにはなる、'作者の気持ちを答えなさい'
あぁ、そういえば前にも同じようなことを思ったな。
私はもっと、鋭利な言葉を刺し続けていたのに、と嘆いていた。
そうか、日々私は膨らんで居たけれど、わかりやすい変化はここに在るのだね。
在るのなら、表にも出せるね。出そうと思えばね。
手抜きを覚えた。
息がし易くなった。
誰のための緊張だったのか、今の私は私の為だけに動いている。最高の気分。
読んでない本はそのままでいい。
私が選んで、私の空間に追加した事実だけでいい。
そのうち気が向いたら読むよ。手放す前には必ず
読みかけの本もたくさんあるな。
酔ながら読んでたものもたくさん、内容説明できないようなものも。
どこで巡り巡って私のところへ来てくれたのか知らないし、大切にしていないけど、愛してはいるよ。
私は、私が選んだものはすべからく愛しているのよ。
人生の辻褄が合ってきた。
「私らしさ」ってかわいらしい響き、くすぐったいような、いじらしいような。
ね、私らしくなってきたね。