凪いでいる瞬間が、僅かでもあっただろうか

見つめ合ってからずっと、そんなものは

 

 

ただひたすらに揺らいでいて、そこにあると知っているはずだった。

私にとっては他の何とも比べるものではなくて、そんな俗に落とし込みたくはなくて、ただただそのままだった。

 

同じでしょうあなただって

 

呑み込まれて、渦の中は心地良くて、ああこのままでいいかなぁなんて。

息苦しさが堪らなく愛しくて。

 

グダグダやってるの、ださかったよね、でもださくてもいいかな幸せだななんて。

 

辞めたのはそっちじゃないか。

 

安っぽいなぁ。本当、最高に安っぽくて馬鹿みたいに酒がすすんでしまうよ。

 

安っぽいついでにさ、もっとくだらない話に成り下がりたいんだ

クソダサいその行動、見てて痛々しいくらいにやり返していいかな

 

 

久しぶりに自己紹介でもしようか

何が変わって、何が変わってないの

 

ずっと私は、ふらふらしてる

大切な事を、敢えて言わないような捻くれ者だよ

近づき方さえ間違えなければすぐに溶きこまれるよ

割と楽しんでるけど、割と面倒がっていたりもするのよ

 

パールだなんておこがましい

そんな風に見えてくれて光栄でしたよ

 

 

自分で立てるようになったからさ、その場所を観に行きたいんだよね

 

私は私で勝手にぷかぷか浮かびながら、

ああ、早く見える位置にならないかなぁ楽しみだなぁって思っていたのに

 

わざわざ渦を作ろうとしないでよ

気持ちよく待っていたのにさ

 

あーあ、浮かんでるだけじゃもうわからなくなってしまった

 

泳ぎたくはないのに泳がないと

 

綾の一端にそのまま居させてくれたら楽なのに

 

どうにも掻き乱すの、好きなんだね