太陽の人

まるで太陽だ

 

陽の気がすごい。私にはなかったものを目の当たりにした。

 

内側から発光している。

きっと世界が輝いて見えているのだろうな。

当たっていくことを恐れない。砕けることを知らないのだろうか。

そうだ、太陽の人は砕けることを知らないのだ。

 

「砕ける」とは、何だろうか

 

世界は主観でできている。

私の世界も、太陽の人の世界も、誰彼の世界も、全て主観だ。

 

「砕ける」も主観だ。砕けなければいい。

 

私の世界では、私以外の何某のアイディアが主になることはない。

ここは私の世界だから。決めるのは私なのだ。

 

太陽の人の世界では、すべての事象が楽しさのための一つのキッカケに過ぎないらしい。

私が5年間、太陽の人を観察しつづけて気付いたことはこれだった。

 

太陽に照らされ続けた結果、私は太陽を見ずとも発光出来るようになってしまった。

楽しくて仕方がない。

 

ここは私の世界だ。