好きだ。
陳腐で、侮蔑が見え隠れして、けど煙を愛さずにはいられない人の言葉。私にはとても良い響きに聴こえる。
陳腐なものが好きだ。
同族嫌悪的に、拒否してしまっていることも認める。でも、結局すきだと思うから私はいつまで経っても厨二病なのだ。
タバコは、臭くて何がいいのかわからない。タバコを吸うことに浸っているように見える。けど、それが良い。気だるさと虚勢は美しい。
全員に物語がある。物語に興味はないが、物語を生きる人には興味がある。
何の仕事をしているの、何歳なの、出身はどこ
そんなどうでもいい物語を聞くよりあなたがどんな人か知りたい。何を愛しているのか教えてほしい。
私のそれまでと相容れなくても、あなたが愛しているものを知れば私はあなたを愛さずにはいられない。
三次元は面白い。
ね、敬愛する人、私は三次元も面白いと思うのです。
ジャッジがある世界も、これはまだ私が生きている世界なのです。必死にこの場の自分を探す人々は憐れでしょうか。可哀想ですか。私には美しく見えます。きっとそんな行間の哀愁を、敬愛する人も面白く感じているのではと期待してしまうのも私の貴方への愛なのでしょうね。
美味しいものを美味しいと感じられるこの世で、敬愛する人に出会えた幸せをまた思い出しました。私をここに導いてくれたことに心から感謝しています。
いつだって私は私に向けて言葉を編んでいる。そして、親愛なるあなたたちへ。